アサギマダラ(2010.10.29)

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 【渡りのチョウ】として有名なアサギマダラ。10月23日に行われた熊野満喫ウォーキングでは、この有名な渡りのチョウをウォッチング・マーキングするため、たくさんの人に参加して頂きました。熊野少年自然の家でもたくさんのアサギマダラがふわふわと空を舞っているのをよく見かけます。
 まだまだ分からないことがいっぱいのアサギマダラ。一説によると台湾から渡ってくるアサギマダラもいるとか。今日は、そんなアサギマダラの魅力を簡単に紹介したいと思います。

アサギマダラって?

【アサギマダラ(マダラチョウ科)】の生態

 アサギマダラは南方系のチョウで、羽を広げると10cmくらいあります。羽に白いすきとおるような部分があり、新しい個体ではこの部分が青みがかかっており、日本のむかしの色の名前で「あさぎ色」であることからアサギマダラと名付けられたそうです。
 秋になると、道ぞいのヒヨドリバナやアザミの華でみつを吸ってるのが見られます。

渡りをするチョウ

 このチョウは、春には南から北へ、秋には北から南から北へ『渡り』をすることで有名です。これまでの記録では、長野県から沖縄まで約1700kmも移動した記録があります。また、2000年には、台湾で城市の付けられたアサギマダラが、鹿児島県と滋賀県で見つかるなど、渡りの範囲が外国にまでおよんでいることが明らかになりました。
 熊野少年自然の家の近くでも、秋になるとこのアサギマダラがたくさんやってきます。昨年の記録では神奈川県の箱根からと、愛知県の知多半島からやってきたアサギマダラが自然の家近くで見つかりましたまた、この近くで印を付けたアサギマダラが、鹿児島県の与論島で見つかりました。
 このアサギマダラがどのようなルートを通って、渡りをしているかは、まだくわしくは分かっておりません。そこで、全国各地の研究者たちがアサギマダラに印を付け、それがどこで見つかるかを調べることにより、アサギマダラのわたりのルートを調べています。